弁理士に頼まず、自分自身で商標出願をなさる方もいらっしゃいますが、代理人のついていない出願の登録内容を見ると冷や汗をかくことがあります。今回は、なぜ代理人が必要なのかを解説しました。よろしければ是非ご覧ください。

弁理士に頼む?自分で出願する?商標の自己出願で避けたい3つの落とし穴

会社設立や行政への許認可手続きなどと同様、商標登録出願についても頑張って自分でやってみようと試みる方が少なくありません。
しかし、それを成功させるまでにはさまざまな落とし穴が待ち受けています。

創業時は金銭的に苦しいので自分でやろうとするのは一つの選択肢としてはいいのですが、次のような落とし穴の数々を知ってから判断してもらうのがいいと思います。

節約のためといって形だけの商標権を取得しても、印紙代として支払った費用の分だけ損をしてしまいます。いざという時に頼りになる弁理士を見つけて依頼をすればそのようなことで悩む必要もなくなりますし、実際に商標権を行使する際に心強い相談相手となります。私が商標専門の弁理士として活動しているのも、その価値があるものと信じているからです。

ビジネスは、人と人です。目先の節約で損をするよりも、長期的に価値をもたらしてくれる弁理士さんを探すことをお勧めします。


The following two tabs change content below.
弁理士 高橋 伸也
早稲田大学政治経済学部経済学科卒。外国商標やマドプロに強い商標専門のフルブルーム国際商標事務所所長。日本弁理士会の海外支援委員会・貿易円滑化対策委員会委員。業界紙やWEBメディアなどで寄稿多数。 自身の起業経験及び外国商標実務の経験から、ベンチャー・スタートアップ支援と海外進出支援に力を入れているほか、助成金の活用も積極提案している。