東南アジア諸国のマドプロ加盟が牛歩状態になっている中、ブルネイがマドプロに加盟しました。その要点と弊所見解を見ていきましょう。
【ブルネイがマドプロ加盟】の要点
2016年10月6日、ブルネイがマドプロに加盟しました。2017年1月6日よりその効力が発生することになっています。このブルネイの加盟により、マドプロ加盟国・地域数は98となります。
【ブルネイがマドプロ加盟】について弊所見解
ブルネイ自体は小国であり市場規模も大きなものではありませんので、このニュース単独で見た場合の重要性は限定的かもしれませんが、東南アジア諸国のマドプロ加盟という一連の流れで見ると昨年のラオスの加盟同様、重要な意味を持っています。東南アジア全域で包括的な権利を持ちたいという企業にとっては好ニュースで、これに続いてタイやマレーシア、インドネシアといったビッグカントリーも加盟に向けて動いてほしいところです。
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<参考:WIPOウェブサイトのニュース記事>
Brunei Darussalam Joins the Madrid System
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弁理士 高橋 伸也
所長弁理士 : フルブルーム国際商標事務所
早稲田大学政治経済学部経済学科卒。外国商標やマドプロに強い商標専門のフルブルーム国際商標事務所所長。日本弁理士会の海外支援委員会・貿易円滑化対策委員会委員。業界紙やWEBメディアなどで寄稿多数。
自身の起業経験及び外国商標実務の経験から、ベンチャー・スタートアップ支援と海外進出支援に力を入れているほか、助成金の活用も積極提案している。
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