弊所でサポートしたジェトロの外国商標出願助成金が採択されたことはすでにお知らせいたしましたが、今回は、外国出願助成金が採択された理由を三つにまとめてみました。

1.お客様の事業計画の妥当性を最大限アピール

まずは、お客様のビジネスモデルであるとか、事業計画の妥当性を最大限アピールできたことが大きいと思います。法人のお客様ではないので事業のスケールだけで判断されたらアウトです。そこで、いかにお客様のビジネスモデルが優れており、きちんとした事業計画を持っており、そして、それを最大限に生かすベースとなるためにこの範囲で商標登録することが必要なのだということを最大限アピールいたしました。

このへんの商標戦略と事業計画との絡みは、商標弁理士がビジネスをよく理解した上でアドバイスしたからこそ説得力のある記載になったものと自負しております。審査する側も人間ですので、いかにアピールしていくかは大事なポイントです。

2.ジェトロの職員の方の協力的な姿勢

ジェトロ職員の方の協力的な姿勢も素晴らしいものでした。疑問点は逐一電話で確認し、絶対に問題が起こらないようにと心がけて申請したのですが、その質問の一つ一つに懇切丁寧に対応していただきました。また、資料の用意の面で少々トラブルがあったのですが、それについてもコミュニケーションを取り合いながら、よい申請ができるようにという方向性で対処していただきました。

ジェトロの職員の方も、この助成金を利用して日本の事業者が海外に羽ばたいてくれればと心から願っているものと思います。それが私たちへの対応姿勢に現れており、シンパシーを感じることができました。

3.お客様の素晴らしいビジネスモデル

今回、お客様のビジネスモデルが素晴らしかったのも採択につながった大きな要因です。JETRO側が自信をもって助成金で背中を押したいと思ったそのビジネスモデル、商標権という後ろ盾を得て世界に羽ばたいていってほしいなと心から願っています。

まとめ

弊所のサポートを通してお客様に数十万円の費用負担の軽減をもたらせたことはうれしいの一言です。このような共に喜びをわかちあう経験を今後も重ねていければと思いますので、助成金をご検討の企業様は、お気軽にお問い合わせください。

外国商標出願助成金サポートも行っているフルブルーム国際商標事務所の外国出願サービス、是非ご検討ください。


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弁理士 高橋 伸也
早稲田大学政治経済学部経済学科卒。外国商標やマドプロに強い商標専門のフルブルーム国際商標事務所所長。日本弁理士会の海外支援委員会・貿易円滑化対策委員会委員。業界紙やWEBメディアなどで寄稿多数。 自身の起業経験及び外国商標実務の経験から、ベンチャー・スタートアップ支援と海外進出支援に力を入れているほか、助成金の活用も積極提案している。