外国商標出願に関しては、マドプロも含め、さまざまな助成金が用意されています。
その中でも代表的なのが、JETROの中小企業外国出願支援事業です。なんと、外国商標出願にあたり最大60万円の助成金を受けるチャンスがございます。
photo credit: Ben Franklin via photopin (license)
外国企業から訴えられないためにも、自社商品の模倣を防ぐためにも、海外進出にあたり商標登録出願は必須といえますが、日本への出願と比べると費用もバカにならないところです。そこで、JETROのこの補助金を利用することによって、助成対象経費の1/2、最大60万円が助成される可能性があるのです。
JETROの助成事業の概要は以下のとおりです。
公募受付期間:2014年7月25日~2014年8月20日(2014年度実績)
助成対象:補助金の採択決定後に行った外国出願に要する経費
補助率:助成対象経費の1/2
補助上限額:60万円(冒認対策商標の場合は30万円)
代表的な注意点としては、申請時において既に日本国特許庁に対して行っている出願(又は登録)が存在する必要がございます。弊所では、日本出願からご依頼いただける場合には助成金申請にかかる費用のディスカウントサービスを提供しております。
また、商標登録の権利化可能性に関する調査結果を提出することによって助成金がおりる可能性が高くなりますが、当該調査にかかる費用は助成金の対象となりません。
その他、さまざまな注意事項がございますので、興味のある方はお気軽に弊所までお問い合わせください。
弊所では、補助金・助成金の申請サポートから出願まで対応しています。詳しくは、商標登録の補助金・助成金サポートをご覧ください。
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弁理士 高橋 伸也
所長弁理士 : フルブルーム国際商標事務所
早稲田大学政治経済学部経済学科卒。外国商標やマドプロに強い商標専門のフルブルーム国際商標事務所所長。日本弁理士会の海外支援委員会・貿易円滑化対策委員会委員。業界紙やWEBメディアなどで寄稿多数。
自身の起業経験及び外国商標実務の経験から、ベンチャー・スタートアップ支援と海外進出支援に力を入れているほか、助成金の活用も積極提案している。

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